C-Device XCV300E のコンフィギュレーション・テスト

C-Dev のコンフィギュレーションのテストとして、4つのLEDを点滅させる回路を実装する方法を説明します。


ハードウェアとREX上のスイッチの設定

(1) REX上のスイッチを以下の様に設定する。

SW7(1,2,3,4という順で) ON ON ON OFF
SW4: ON OFF OFF OFF OFF OFF ON OFF OFF OFF
SW5: ON OFF OFF OFF OFF OFF ON OFF OFF OFF
S1: ON(右側)
S5: ON(右側)
S2: ON(上側)
S3: ON
S4: ON
S6: ON
S7: ON
S8: ON
SW6: OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF

(2) REXのソケットにコンフィギュレーションROM XC18V02 を取り付ける。

(3) REXのJP3にダウンロードケーブルを接続する。

(4)電源を供給する。


ソフトウェアの設定と作業

C-Devには8MHzのクロックが入っている。また、REX上の5つのLED(LED1からLED5)を制御できる。 今回のテストでは、4つのLEDを出力として利用する。Verilog-HDLを用いた記述と、ピン割り当てファイルを用意する。
top.v
top.ucf

プロジェクトナビゲータを起動して新しいプロジェクトを作成する。プロジェクトのプロパティにおいて、VirtexE, V300E FG456-6, XST Verilog を選択する。Verilog-HDL ではなく、VHDL を利用する場合には、XST VHDL を選択する。

作成したプロジェクトのフォルダ内に、 top.v top.ucf という2つのファイルをコピーし、Project->Add source を選択して top.v をプロジェクトに追加する。Create Programming File を選択して、Process -> Run を実行し、コンパイルエラーが発生しないことを確認する。
ここで、エラーが発生した場合にはハードウェア記述にエラーがある可能性がある。ログを見て、ソースコードを確認する。

C-Dev には、コンフィギュレーションROMがつながっている。PROM File Formatter を起動して、コンフィギュレーションROMのためのデータを生成する。

コンフィギュレーションROMとして、XC18V02 を利用するので、PROM Properties において XC18V2 [2097152] を選択する。デフォルトが XC1802 になっているので混同しやすい。プロパティを設定した後、PROM File Formatter の保存ボタンを押し、ファイルを生成する。

プロジェクトナビゲータから、JTAG Programmer を起動する。 JTAG Programmer の Initialize Chain ボタンを押すことで、下に示すようにJTAGで接続されたデバイスが自動認識される。ただし、ボタンを押す前にREXの電源を入れ、JTAGケーブルを接続しておく必要がある。この時点で、デバイスが認識されていない場合には、JTAGケーブルの接続と、ボードの電源を確認する。

JTAG Programmer で XC18V02 デバイスをダブルクリックする。書き込むファイル top.mcs を選択すると、下の Select Part Name を選択する画面が現れるので、ここで、xc18v02_pc44 を選択する。ここでも、デフォルトは異なった名前が出てくるので要注意。

同様に、XCV300E_FG456 の上でダブルクリックし top.bit を選択する。

コンフィギュレーションROMにデータを書き込むために、デバイス xc18v02_pc44 を選択し Operations -> Program を実行する。
以上の作業でコンフィギュレーションROMにデータが書き込まれる。コンフィギュレーションした内容を確認するために、一度、REXの電源を切り、電源を投入する。
うまくいっていれば、LED1からLED4が0.5秒間隔で点灯する。

This page is written by Kenji KISE. 2001 7/16