The 1st IPSJ SIG-ARC High-Performance Processor Design Contest
2014年1月に東工大にて開催予定の情報処理学会計算機アーキテクチャ研究会
200回記念研究会のイベントとして,プロセッサ設計コンテスト
(リーフレット)を実施します.
高性能プロセッサ(高性能計算機システム)の設計にチャレンジしてください.
ニュース
- 決勝の結果を公開しました.受賞チームのみなさま,おめでとうございます.(2014/1/28)
- 決勝のための設計データの提出方法を公開しました.(2013/12/17)
- 予選のデータセットを公開しました.賞品情報を追加しました.(2013/12/10)
- 予選結果を公開しました.(2013/12/08)
- 参加登録の締切を12月5日午後5時まで延長しました.(2013/12/04)
- 予選のための設計データの提出方法を公開しました.(2013/12/1)
- 参加登録チームの情報を公開しました.(2013/11/30)
- アプリケーションプログラムとソフトウェア開発キットを更新(Version 1.0.1)しました.(2013/11/24)
- スライドおよびドキュメントを更新しました.(2013/11/12)
- コンテストルールおよびツールキットを公開しました.(2013/10/15)
- 参加登録を開始しました.(2013/10/11)
- 本ホームページを公開しました.(2013/08/30)
【決勝結果】
各部門の優秀チームは次の通りです.おめでとうございます.
- プロフェッショナル部門 優勝: チーム 雷上動,藤田晃史(東京大学), 塩谷亮太(名古屋大学, 中島潤(東京大学), 早水光(東京大学)
- 学生部門 優勝: チーム JAIST23, XIE, Fengxiang(北陸先端科学技術大学院大学)
- 学生部門 準優勝: チーム PyCoRAMist, 高前田伸也(東京工業大学)
- 学生部門 3位: チーム BlazeDare, 眞下達(熊本大学)
決勝結果の詳細は次の通りです.
決勝で用いたデータセットと正しい出力をまとめたファイルは
こちら(kessyo_data.zip) からダウンロードできます.
【予選結果】
予選を実施しました.P2, P3, P4, S2, S3, S4, S6, S8, S9, S10, S13 の11チームが予選通過です.おめでとうございます.
【重要】 予選通過チームは,12月9日(月)の朝から12月10日(火)13:00までに,
こちらのサイトの
発表申込メニューより,タイトル・著者情報等を登録してください.時間厳守でお願いします.
予選結果は次の通りです.
予選で用いたデータセットと正しい出力をまとめたファイルは
こちら(yosen_data.zip) からダウンロードできます.
【コンテストの趣旨】
計算機システムにおいてプロセッサは重要な役割を担っています.
また,高度な計算性能を持つPower8や豊富なインタフェースを持つスモールコアサーバなど,
その応用範囲は大きな広がりを続けています.
今後よりいっそう高度化,多様化が進む計算機の基盤技術を支える研究者,技術者の育成と交流,
研究開発の成果検証を目的に,情報処理学会 計算機アーキテクチャ研究会では,
「The 1st IPSJ SIG-ARC High-Performance Processor Design Contest(ハイパフォーマンスプロセッサ設計コンテスト)」
を開催します.
コンテストで募集する設計は,プロセッサを実装するFPGAと,
メモリ配置に関する基本的な規則以外は自由です.コンパイラ,スーパースカラ,ベクトル命令,
専用ハードウェアなど,様々なアプローチが可能です.正統派なプロセッサ技術を利用しても,
個性的で独特なアーキテクチャを提案してもOKです.
ツールキット等を提供し,参加しやすい環境を整えています.計算機科学者,
技術者の皆様の挑戦をお待ちしています!
【主催】
【協賛】
【予選のための設計データの提出方法】
予選用の設計データの提出期限は,日本標準時 2013年12月6日(金) 午後1時です.
提出するファイルは次の6種類です.これらをzipフォーマットのファイルにまとめてください.
このファイル名は yosen.zip としてください.
- FPGAの回路情報,ファイル名は System.bit としてください.
- アプリケーション 310_sort のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 310sort.bin としてください.
- アプリケーション 320_mm のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 320mm.bin としてください.
- アプリケーション 330_stencil のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 330stencil.bin としてください.
- アプリケーション 340_spath のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 340spath.bin としてください.
- 1~4ページの原稿(計算機アーキテクチャ研究会のフォーマット).PDF形式で,ファイル名は document.pdf としてください.
原稿の作成方法等は,学会Webページをご参照ください.
原稿の著者には,チーム構成員の他に,監督者あるいは指導教員を追加しても問題ありません.
設計データの提出には電子メールを用いてください.
作成したファイル yosen.zip を添付して,次の電子メールアドレスに送信してください.
電子メールのタイトルは「ハイパフォーマンスプロセッサ設計コンテスト 予選設計データ提出(チーム名)」としてください.
contest_support_at_arch.cs.titech.ac.jp (_at_ を @ に置き換えてください)
受け取った設計データを用いて,実行委員会にて動作検証をおこない,設計データ受理のメールを返信します.
正しく動作しない場合には,その旨を通知し,データの再提出を求めることがあります.
特に,設計データの提出が締切直前になる場合には,データ提出後,
12月6日(金)午後6時頃までは電子メールに直ちに返信できるように待機してください.
【決勝のための設計データの提出方法】
予選用の設計データの提出期限は,日本標準時 2013年12月20日(金) 午後1時です.
提出するファイルは次の5種類です.これらをzipフォーマットのファイルにまとめてください.
このファイル名は kessyou.zip としてください.
- FPGAの回路情報,ファイル名は System.bit としてください.
- アプリケーション 310_sort のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 310sort.bin としてください.
- アプリケーション 320_mm のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 320mm.bin としてください.
- アプリケーション 330_stencil のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 330stencil.bin としてください.
- アプリケーション 340_spath のためのユーザファイル.ファイルサイズ 256KB,ファイル名は 340spath.bin としてください.
設計データの提出には電子メールを用いてください.
作成したファイル kessyou.zip を添付して,次の電子メールアドレスに送信してください.
電子メールのタイトルは「ハイパフォーマンスプロセッサ設計コンテスト 決勝設計データ提出(チーム名)」としてください.
contest_support_at_arch.cs.titech.ac.jp (_at_ を @ に置き換えてください)
受け取った設計データを用いて,実行委員会にて動作検証をおこない,設計データ受理のメールを返信します.
正しく動作しない場合には,その旨を通知し,データの再提出を求めることがあります.
特に,設計データの提出が締切直前になる場合には,データ提出後,
12月20日(金)午後6時頃までは電子メールに直ちに返信できるように待機してください.
【コンテストルール】
- 実施形態はチーム制です.1~4人で1チームを構成して参加してください.
- 競技部門には2種類があります.適切な部門を選択して参加してください.
- 学生部門:チーム構成員の全員が学生である必要があります.
- プロフェッショナル部門: 参加条件は特にありません.
- 競技内容
- FPGAボードは,Digilent社のAtlysボードを用います
- アプリケーションプログラムは次の4つです.
- 310_sort: 整数のソーティング
- 320_mm: 行列積,要素は整数
- 330_stencil: ステンシル計算,要素は整数
- 340_spath: 最短経路問題
- コンテストの参加者は,次のデザインを提出してください.
- 1種類のFPGAの回路情報(ファイル名は System.bit としてください)
- 4種類の実行バイナリコード(256KBのバイナリファイルを4種類)
- FPGAに実装されたプロセッサの処理時間を競います.
- 実行委員が提供するデータ(256KB)を用いて,アプリケーションプログラムの処理時間を測定し,スコアを計算します.
- 予選におけるスコアの計算方法と予選通過の条件
-
それぞれのアプリケーションについて,実行時間の短いチームから順に,
次の点数を与えます. 1位 10点,2位 7点, 3位 5点, 4位 4点
-
4種類のアプリケーションで獲得した点数の合計がスコアとなります.
-
4種類のすべてのアプリケーションが規定時間(2分とします)内に
正しい結果を出力し,かつ,合計のスコアが1点以上のチームが決勝に進出します.
-
ただし,参加チーム数等の状況により,点数を与える順位を調整することがあります.
- 決勝におけるスコアの計算方法
-
決勝では予選で獲得したスコアは考慮されません.
-
予選と決勝のアプリケーションは同じです.扱うデータは異なります.
-
それぞれのアプリケーションについて,実行時間の短いチームから順に,
次の点数を与えます. 1位 20点,2位 14点, 3位 10点, 4位 8点
-
4種類のアプリケーションで獲得した点数の合計がスコアとなります.
-
4種類のすべてのアプリケーションが規定時間(2分とします)内
に正しい結果を出力しない場合,そのチームは失格となります.
合計のスコアが多いチームが優勝となります.
- 実行時間の計測方法
-
シリアル通信にて512KBのデータ(256KBのプログラムと256KBのアプリケーションデータ)
の送信開始時刻T1から,計算結果を受け取り,最後にENDという文字列を受け取るまでの
時刻T2を実行時間(execution time) として計測します.
すなわち,execution time = T2 - T1 です.
-
シリアル通信の速度は 1M baud とします..
- 実行結果の検証
-
設計した回路は,実行委員会が提供するツールキットと全く同じ結果を出力(シリアル通信にてホスト計算機に送信)
する必要があります.また,計算結果を出力して,最後には END という文字列を出力してください.
すなわち,実行を開始してから,ホスト計算機が受信する END という文字までの全ての文字列がツールキットと
等しくなるように回路を設計してください.
【賞品】
情報処理学会 コンピュータサイエンス領域奨励賞(CS領域奨励賞)の受賞資格を満たしつつ,
優秀な性能を示すシステムを設計した2チーム以下(学生部門,プロフェッショナル部門からそれぞれ1チーム以下)に,
情報処理学会CS領域奨励賞(賞状および賞金)
を授与する予定です.
また,各部門の優勝チームには豪華賞品を贈呈する予定です.
賞品が届きました.
【参加方法】
次の注意事項をよく読んで,これらに同意される方が参加できます.
こちらのサイトから登録してください.
- 実施形態はチーム制です.1~4人で1チームを構成して参加してください.
- 競技部門には2種類があります.適切な部門を選択して参加してください.
- 学生部門:チーム構成員の全員が学生である必要があります.
- プロフェッショナル部門: 参加条件は特にありません.
- 競技内容
- FPGAボードは,Digilent社のATLYSボードを用います
- アプリケーションプログラムは次の4つです.
- コンテストの参加者は,次のデザインを提出してください.
- FPGAに実装されたプロセッサの処理時間を競います.
- 予選におけるスコアの計算方法と予選通過の条件
- 決勝におけるスコアの計算方法
- 実行時間の計測方法
- 実行結果の検証
- 設計した回路は,実行委員会が提供するツールキットと全く同じ結果を出力(シリアル通信にてホスト計算機に送信)する必要があります.また,計算結果を出力して,最後には END という文字列を出力してください.
すなわち,実行を開始してから,ホスト計算機が受信する END という文字までの全ての文字列がツールキットと等しくなるように回路を設計してください.
【環境】
本コンテストではAtlys Spartan-6 FPGA Development Boardを利用します.
この評価ボードに関する資料は
こちら
からダウンロードできます.この評価ボードは
東京エレクトロン デバイス株式会社 Academic Solution
からも購入できます.
FPGAのデザインおよびシリアル通信を用いたプログラム転送のためにWindows 7マシンの利用を推奨します.
また,MIPS命令セットのプログラムを作成するためにはMIPS用のクロス開発環境が必要になります.
このためには,
RedHat5 x86版(64ビット),CentOS6.4 x86版(32ビット),Ubuntu12.04 x86版(64ビット)
のいずれかがインストールされたLinuxマシンの利用を推奨します.
【ツールキット】
- アプリケーションプログラムとソフトウェア開発キット(SDK)
- Atlysボード用のリファレンスデザイン(512KBバイナリ転送版)
- MIPS命令セットをターゲットとするクロス開発環境(バイナリ)
- Cygwin/Linux用のバイナリ転送プログラムpsend
- Memory Image Generator memgen Version 0.9.1
【重要日程】
| 2013/09/23(月) | ツールキットお試し版(Version 0.1)の公開 |
| 2013/10/11(金) | 参加登録の開始 |
| 2013/12/05(木)午後5時(日本時間) | 参加登録の締切(延長しました) |
| 2013/12/06(金)午後1時(日本時間) | 予選デザインと原稿(1~4ページ)の提出 |
| 2013/12/10(火) | 予選結果の公表(決勝進出チームの決定) |
| 2013/12/10(火)午後1時(日本時間) | 研究会発表の登録(12月9日朝~) |
| 2013/12/12(木) | SIG-ARC研究会の原稿(1~4ページ)の提出 |
| 2013/12/20(金)午後1時(日本時間) | 決勝デザインの提出 |
| 2014/01/23(木) - 24(金) | 研究会発表,優勝者の発表(SIG-ARC研究会) |
【組織】
実行委員会
委員長 | 吉瀬謙二 | 東京工業大学 |
副委員長 | 大川猛 | 宇都宮大学 |
副委員長 | 吉見真聡 | 電気通信大学 |
| 荒川文男 | 名古屋大学 |
| 五島正裕 | 東京大学 |
| 佐藤寿倫 | 福岡大学 |
| 柴田裕一郎 | 長崎大学 |
| 嶋田創 | 名古屋大学 |
| 田中清史 | 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) |
| 津邑公暁 | 名古屋工業大学 |
| 小林諒平 | 東京工業大学 |
コンテストに関するお問い合わせは次の電子メールアドレスにお願いします.
contest_support_at_arch.cs.titech.ac.jp (_at_ を @ に置き換えてください)
Last updated: 2014/1/28 © 実行委員会